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アイリのファンタジー

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【怪談】真夏にだけ現れる友人

これまたROSNSで昔に書いたお話し。2006年ごろにミクシーの怪談あたりのコミュに投稿したかもしれません・・・違う話を書いたっけかなぁ・・・覚えてない(^^;;


これは大お婆ちゃん(お婆ちゃんのお母さんの姉。あだ名です)の実体験なので、わたしの体験ではありません。
また、小さい頃に聞いたことなのでうろ覚えのところがあります。
時代背景が異なるので現在の常識では考えられないかもしれません
、注意して読んでください。
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大お婆ちゃん名前を仮にトシミとします。
トシミちゃんが小さい頃なのでおそらく大正か明治頃の話です。

トシミは毎年夏になると何週間か従姉弟の家で避暑していたそうです。避暑するのはトシミだけで、トシミの家族は夏は仕事が忙しくトシミの相手をできない為、同い年の従姉弟ヨシコの家にあずけたそうです。

そんな大人の事情などお構いなしにトシミはヨシコに会うのが毎年楽しみでした。
同じ年同士遊びや会話など弾んだそうです。お互い離れて暮らしてるけど毎年この時期が待ちどおしい、本当の姉妹のように仲がよかったらしいです。

二人の遊びは綾取り、虫取り、スイカ割をしたそうです。寝るときは二人で同じ蚊帳に入りお互い眠るまでおしゃべり、そんな生活をしていました。

5才くらいから15才くらいまで続いた避暑、トシミはある夏からオカシナ光景を見ます。
ある年から叔母さん叔父さんの様子がおかしい・・・
ヨシコといつも距離を置く感じ・・・

また、夜になりトイレに行くと途中廊下から叔父さんと叔母さんが布団を被って震えているのが見えたそうです。しかもなにかをブツブツ言ってるようだ。

そんな光景を見る度に

トシミ「ねぇ、ヨシコちゃん。叔父さんと叔母さん具合悪いのかな?震えてたよ。」

ヨシコ「そんなことないよ、明日にはケロっとしてるんだから。なにも心配せんでええよ。」

そう笑いながら答えたそうです。
トシミは府に落ちないながらも、叔父さんと叔母さんが次の日にはケロっとしているので、そのことは気にしないことにしました。

ですがもう一つ
夜になると親切な叔父さんと叔母さんがトシミとヨシコに会いにこない。
夜ご飯は部屋に用意されていて二人だけの食事をする。
また、夕方家に帰るときにヨシコの叔父さんと叔母さんをみかけると、ヨシコが二人を睨むかのように険しい顔をしていました。

(なんでなんだろ?仲が悪いのかな?夜ごはんも食べないし、叔父さん叔母さんどこかよそよそしいし・・・)

そう思いヨシコに声をかけるも・・・

ヨシコ「そんなことないで~、気にしすぎや~」

と笑う。
やはり府に落ちない。

さてそんな避暑地生活ですが叔父さんと叔母さんが死んだ事により15才で無くなってしまいました。
ヨシコちゃんは音信不通で、どこにあずけられたのかわからないまま数年が過ぎ、トシミは男性と結婚しました。当時は珍しい長女が恋愛結婚だったそうです。(しかも婿入りという非常に珍しい結婚

さて、お祝いで親戚一同が集まった時ヨシコちゃんがいない。

そこでヨシコちゃんがどこにいるか知っている人がいないかトシミが周りに声をかけると・・・

「・・・」

誰も話したがらない。挙句に

「おめでたい席で言うことじゃない、・・・忘れろ!」

と父から叱責される始末。
それでもトシミは

「わたしの一番の親友です、一番の理解者です。このおめでたい席に居て欲しい、一緒に喜んで欲しい」
そう懇願しました

これに父は罪悪感を覚えたのか

「法事の時に教えてやる、それまで待て」

と言いその場は丸く収まりました。

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法事の日。
父が昔話をしました。

叔父さんと叔母さんの家には女の子が3人いたそうです。ヨシコの姉と妹が一人づつ。
姉は14才で嫁ぎ、妹は別の家に奉公(住み込みの働き)でいなかったそうです。
叔父さんと叔母さんの家は裕福ではなかったので、妹を奉公に出しました。夏はトシミを預かる関係上、父が毎年お金を送っていたそうです。

そして、ヨシコは・・・
7・8才で亡くなったらしい・・・
らしいというのも、叔父さんと叔母さんが話をはぐらかすからいつ死んだのかわからない。

親族間で言われているのは
「生活が苦しくて間引き(殺した)したのではないか?
だからヨシコの話を他人しないのではないか?」
と言われていたそうです。

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父もトシミの様子を見に数年間数日だけ従姉弟の家に行ったそうですが、やはりあの異様な光景を目撃したそうです。
父が言うには
「すまない、ヨシコ。許してくれ~。」
と叔父さんと叔母さんがお経か何かをずっと口にしていたそうです。
その光景とトシミの話の違和感から真相を聞き出そうとした父ですが、叔父さんと叔母さんは最期までヨシコがどうなったのか、いつ死んだのか言わなかったそうです。

そんな光景を見た父はトシミを従姉弟の家にあずけるのを躊躇いましたが、トシミのとてもうれしそうな顔に負け毎年避暑にあずけていたそうです。
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ヨシコちゃんは死んでも生きていたようです。

と、言うのも昼は村の人たちと会話もするし、ご飯も食べる。
もちろん触れることもできる。
ただし、夏の間しか現れない・・・

トシミの話では村の人は普通に接してくれたとのことなので・・・
たぶん村の人は事情を知っていたんでしょうね。

ヨシコは恐らく自分を殺した(であろう)父母(叔父さん叔母さん)を怨んでいたのでしょう。
だから夕方に二人を見かけると睨んでいた。
でも、きっとそれ以上に・・・

トシミを好きだったんでしょう。トシミが好きだからこそ人間のように振る舞い、毎年避暑の時期だけ現れる。

夏の生きた幽霊

ちなみに叔父さんと叔母さんは誰にも知られないまま苦しみながら死んだようです。
死因は今で言う心臓発作ではないかと思いますが・・・
ものすごい形相で二人とも死んだそうです。

わたしにはこの話を聞いて
「ヨシコちゃんが連れていったんじゃないか」
そう思えてなりません。

一度だけ大お婆ちゃんとお婆(こっちは本当にお婆ちゃん)ちゃんがいる時にこの話を聞いたところ

お婆ちゃん「まぁ、あの時代なら・・・そういうことも珍しくないんじゃないかね?間引くのはあったし・・・ホラ、コケシもそういう話があるだろ?」

大お婆ちゃん「そうだね~、わたしはヨシコちゃんと一緒にいるだけで楽しかったんだけど・・・本当はヨシコちゃんや叔父さん叔母さんに辛い思いをさせていたのかもね~。
でもね、わたしはヨシコちゃんが死んでたなんて信じられないんだよ。
だってお互いプレゼント交換だってしたしさ・・・」

そう言う大お婆ちゃんはとてもうれしそうに、懐かしむように話してくれました。

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何十年経っても決して消えない思い出、大事にしている親友への配慮。
大お婆ちゃんって素敵だな。普通だったら怪談のはずなのに彼女から聞くと青春話にしか聞こえない。

でも・・・やっぱ怪談だよ(TT
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  1. 2013年08月05日 14:03 |
  2. 怪談
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